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毎日の仕入れの中で、店長の目にとまったお酒がほとんど日替わりで登場します!
メニューにはない、お酒もありますので、日本酒ファンは要チェック!

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#015 島根県「王祿」
王祿

思い起こせば10年前。自分自身が日本酒に興味を持ち、勉強し始めたころに某有名居酒屋で王祿の代表銘柄「渓」を口にしました。初めて見るうっすらと滓が絡んだ濁り酒と初対面。
口に含むと酒が微発砲しており、衝撃が走りました。

今までの日本酒への概念が崩れ去り、そして日本酒の神秘的な可能性に出会えた瞬間でした。

あれから10年・・・

当時の衝撃は脳裏から離れず、「いつか自分が日本酒の仕入れを任されたときはきっと入手しよう!」と心に決めておりました。

しかし、調べると王祿を扱っている都内の特約店はわずか2件。

すると最近取引を始めた赤坂の酒屋より朗報が入り、王祿の取引を始めたらしく、近日試飲会を行うとのこと。
そこで王祿のラインナップを全てきき酒させていただきました。

「酒質向上のために出来ることは全ての可能性を試す」という徹底ぶり。造りに入ると外界との交流を断ち切り、己を極限まで追い込み神経を研ぎ澄ませ、その純粋で剛直な打ち込み方は同業者も「とても真似できない。」 と脱帽するほどです。その姿は阿修羅の如くなのです。

その阿修羅のような六代目蔵元、石原丈経(たけみち)氏の醸す酒は誇り高き醸造家が全霊を込めた味わい。
時には力強く、時には繊細さが交互に見え隠れし、10年ぶりに口にした王祿純米吟醸「渓」の濁りは きめ細かい炭酸の泡が口の中で踊り、目を閉じると渓流の中に連れて行かれたような清涼感を感じさせます。
無論、10年前と味、香りのインパクトは全く変わっておりませんでした。

まさに昔の美人彼女に出会ったような、なんだかドキドキした気持ちにもなりました。
そのくらいアタクシには衝撃的なお酒であったことは間違いありません。

無濾過にこだわり、でもお燗でも飲めるように王祿のラインナップは全て燗酒にして再度味を確かめてから信用おける全国わずか22店の王祿特約店に出荷されます。

今後も樽一は昔の彼女?(王祿)と共にこの気持ちを大切に育んでいきたいと思います。

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