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#022 愛知県「醸し人九平次」
醸し人九平次

平成9年彗星の如く現れた銘柄はネーミングもさることながら、蔵元、杜氏、味わいと全てに於いて 斬新なストーリーがあるから一度飲むと魅了されてしまう。
この酒を語るキーワードは「酸」。余韻に広がるシャープな酸味はまるで上質の白ワインを思わせるようです。
この銘柄「醸し人九平次」は若き15代目久野九平次さんと、同級生であり友人である杜氏の佐藤彰洋さん を中心に20代の蔵人で酒を造る900石の酒蔵です。

実は久野九平次さんと佐藤彰洋さんはお二人とも日本酒業界とは全く無縁な業種でした。
久野九平次さんはモデルや劇団員、佐藤彰洋さんはエンジニアと異色のコンビです。
その二人がある年の暮れに父と杜氏が共に病で倒れ、急きょ蔵に戻り15代目を襲名し、佐藤彰洋さんを誘い現在に至ったわけです。

しかし、襲名当時は桶売りの酒と僅かながらの自社ブランド「萬乗」のみでした。
15代目蔵元の九平次氏は全ての酒を吟醸造りに切り替えることを決意しました。

そして理想の酒を求めてあらゆる点を改善していきます。そのひとつが徹底した掃除でした。
蔵元の求める自然でエレガントな酸を作り出すため、余計な菌は絶対に入り込まないように細心の注意を 払い床はピカピカに磨き上げられ、米粒一つ落ちていないそうです。
仕込水は300年かけて湧いてくるという水を長野まで汲みに行くというこだわりです。
以前、当店でも醸し人九平次吟醸酒をレギュラーメニューで扱っておりました。

しかし、酒屋から届いた1枚のFAX。「品質向上のために商品の見直しを図りたい。」との事でこの商品も 製造中止になりました。もう一度、自社ラインナップを見直し、納得いく酒造りをしていこうとする心の 表れでした。元々衝撃走る酒質でしたが、再び世に出された醸し人九平次は更なるレベルアップをして 我々の前に現れたのです。それは一度飲むと忘れられない衝撃的な酸を感じる以前の味わいから、 余韻が長く上品な酸と優雅な落ち着きとも言うべき複雑な味わい。
蔵元九平次さんの目指す酒は「貴賓・優しさ・懐かしさ」だそうです。
白ワインのようなスケール感がありながら、日本酒らしい麹の力で 自然に醸された甘味や酸味、苦味を 含めた五味のバランスが調和して奥行きある酒に仕上がっています。

日本だけには留まらず、フランスシェフに味を確かめてもらう活動を6年間も続けてきました。
現在ではフランスのパリでミシェラン三つ星のレストランにも扱われている醸し人九平次。
醸造家九平次氏の見る夢はとてつもなく大きく、世界規模でものを考えて日本酒の限りなき魅力を広げる ために蔵の中だけには納まらず、今日も全国をいや世界を飛び回るのです。

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