このページのトップです。
今しか飲めない酒がある

店長の冷蔵庫

樽一のお酒 | 店長の冷蔵庫 | 蔵元紹介

毎日の仕入れの中で、店長の目にとまったお酒がほとんど日替わりで登場します!
メニューにはない、お酒もありますので、日本酒ファンは要チェック!

>>バックナンバーはこちら!<<

#025 宮城県石巻市「日高見」
日高見

今回のお酒は被害の大きかった石巻の酒蔵です。表のラベルには「震災復興酒 希望の光」と書かれており、タスキには「絶対負けない石巻」と書かれております。その中でも心打たれたのは裏のラベルでした。今回の「てんちょうの冷蔵庫」はここから引用させていただきます。

このお酒は、平成23年3月11日(金)の東日本大震災によって被災したお酒です。純米酒を中心に大吟醸や純米吟醸 など、発酵中のお酒が被害に遭いました。震災直後、仕込蔵は地震の揺れの激しさから、発酵中の醪(お酒)がタンクから溢れ、床一面、白い絨毯を敷き詰めたのかと、錯覚するような情景でした。溢れ出た醪は霧状になり辺り一面に立ち込め、蔵の奥がよく見通せない状況で、目の前の光景を疑いました。そして、溢れ出た醪が発生している音なのか、今までに聞いた事の無いような音が蔵内にこだまし、まるで醪の悲鳴のようにも聞こえ、何とも言えない恐怖感を覚えました。 建物のいたるところが壊れ、立ち入る事が困難になり、同時にライフラインが寸断し、発酵中のお酒の管理が出来なくなってしまいました。何の手立ても出来ず、ただ、呆然と指をくわえて見守る日が続きました。一週間が過ぎても復旧の 目処が立たず、発酵中の醪の全廃を覚悟しました。しかし、震災から二週間目、電気など一部ライフラインの復旧などが 重なり、諦め掛けていた醪を、遂にお酒として甦えさせる日がやって参りました。ただ、放置している時間が余りにも長く、垂れ口から搾り出されるお酒の品質がとても心配でした。しかし、我々の心配をよそに、そのお酒はとても力強く生命力に溢れ我々に勇気と希望を与えてくれました。本来の酒造りでは、如何に良い酒を造ろうかと凌ぎを削りますが、このお酒からは普段の酒造りでは味わえない感動を貰いました。蔵の有る宮城県石巻市はこの度の震災で、壊滅的な被害を受けました。勿論、弊社も甚大な被害を受けました。しかし、被災した石巻市の惨状を見た時に、弊社は本当に生かされたのだと、強く感じるほか有りませんでした。 普段の生活では感じ得ない、感謝の気持を強く痛感させられ、造り酒屋として何か地域に貢献する事が出来ないか、自然と、その様な気持ちが芽生えて参りました。そして、この気持を大事にしたいと考えるようになり、この被災したお酒を震災復興酒として販売し、少ない金額になりますが、売上金の一部を義援金として、私達の住む石巻市に献金したいと考えております。また、我々が励まされた、このお酒を通して、御愛飲頂く全ての方々に希望の光をお送りする事が出来れば幸いに思います。
(株)平孝酒造 店主謹白

5月17日に石巻へ行ってきました。平孝酒造さんのある石巻市街は水も引き、商店街も震災の傷跡は深いですが一部のお店はわずかに開いておりました。しかし石巻街道の橋を渡り漁港に向かうにつれ言葉を失うほどの惨劇です。自然の恐ろしさを痛感しました。これから復興に向けて長い道のりになるかも知れませんが我々も微力ながら応援し、宮城のアンテナショップとして末永く見守り続けていきたいと心に誓いました。

#026「伯楽星・愛宕の松」 | バックナンバー一覧 | #024「浦霞震災品種不明酒」

ご紹介したお酒のほかにも、たくさんストックがございます。遠慮なくお申し付けください。スタッフが語るエピソードを肴に一杯!

 

樽一のお酒 | 店長の冷蔵庫 | 蔵元紹介

▲ページトップへ戻る