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#026 宮城県大崎市「伯楽星・愛宕の松」
伯楽星・愛宕の松

震災からまもなく4ヶ月。今回ご紹介する蔵は創業140年続く老舗酒蔵、新澤酒造さんです。
1873年明治6年創業、戦時中には特攻隊に提供する日本酒「神風」を造っていた由緒ある蔵です。
近年蔵の経営が傾きかけてきた時に杜氏となった新澤巌夫さんのもと、究極の食中酒を目指して「伯楽星」を立ち上げました。JAL国際線のファーストクラスで提供されるようになった純米大吟醸をはじめ、確実に人気を高めていきました。
しかし今回の震災で蔵は全壊。タンクから醪は溢れ床一面醪の海となりました。こうして7割近い酒が出荷不可能となりましたが、新澤さんはあきらめなかった。タンクに残ったわずかな醪、この奇跡的に助かった醪を搾るため、いつ倒壊してもおかしくない状態の蔵で、従業員はヘルメットをかぶりながら危険を承知で日本酒を造りました。新澤さんは「震災後に搾ることができまして、すごく感慨深いものというか、あとはこれがきちんと蔵の味として出せるのかというのは、やはり甘えになってしまうので、いつもよりも厳しく、また選別していきたいなと思っています」と話していました。
厳しい選別を行う利き酒が始まった。このような状況の中では客観的に味を判断できないので他の酒を利き酒しながら味覚の訓練をしていた新澤さん。12本の中から商品になったのはわずか5本と厳しいが、宮城を代表する伯楽星は復興の明かりとなっています。そして新澤酒造ファンの酒屋さんや飲食店の多くがボランティアに訪れて割れた瓶や片付けを手伝いにやってきました。
この度、渋谷で2日間にも及ぶ東日本大震災・被災蔵元応援プロジェクトは参加蔵63社、全て蔵元が集結した大イベントで新澤さんに始めてお目にかかれました。新澤さんは我々に「きっと樽一さんとは近々お会い出来る日が来ると思っていました。」と、そして土台からやられた140年続く母屋を維持させることは絶望的で立て替えには数億円に及び直ぐに決断をしないといけないという厳しい現実と向き合っています。しかしどんなに崖っぷちに追い込まれても今までにも何度となく彼の前に立ち向かう困難をくぐり抜けてきた新澤さん。「本当にどん底からの最高の復活劇をお見せしますから。」と輝いた瞳で力強く語ってくださいました。いつもお酒の写真をのせていましたが、今回は新澤さんご本人の写真を載せました。われわれ樽一の使命は宮城のアンテナショップです。これからも浦霞をはじめ、宮城の銘酒をお客様にご紹介させていただくとともにより一層の応援をしていきたいと思います。

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