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樽一のお酒 | 店長の冷蔵庫 | 蔵元紹介

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#031 秋田県「刈穂」
刈穂

昭和47年に「出羽鶴」「刈穂」「國之誉」という三つの会社が共同出資して「秋田清酒(株)」を作ったという経緯があります。現在は「出羽鶴」と「刈穂」の二つの蔵が酒を醸しており、「出羽鶴」の由来は大正の初めに「己の精魂を込めて造った酒が鶴のように気品が高く芳醇であるように」と願いを込めて命名されました。
一方「刈穂」の由来は「秋の田のかりほの庵とまをあらみ、わが衣手は露に濡れつつ」と百人一首の最初の歌に由来します。この二つの蔵は車で十数分ほどしか離れておりませんがお酒の味は対照的です。それぞれの蔵に杜氏がいて蔵人も異なります。興味深いのがお酒に最も重要な仕込水が「出羽鶴」が超軟水、「刈穂」は中硬水とその性質は正反対なのです。「出羽鶴」は穏やかで優しさを帯びた味わいに対し「刈穂」はキレのあるシャープな味わいなので「刈穂」は山廃に適しているそうです。しかも醪の上槽(お酒を搾る作業)はヤブタと呼ばれる自動醪搾機で搾る蔵が多い中、「刈穂」の蔵は昔ながらの槽(ふね)で搾ります。しかも6基も稼働しているのは大変めずらしいことなのです。
刈穂は高級豆腐割烹「とうふ屋うかい」のメイン酒としても有名で我々が芝公園の店舗にお邪魔したときに店内でディスプレイされている槽(ふね)は圧巻でした。それと焼き鳥の老舗名店、池袋の母屋のお酒は全て刈穂で樽一の金ラベルのように母屋オリジナル酒、「がんこおやじ」は焼き鳥には抜群の相性です。
そして秋田清酒(株)の専務、伊藤洋平氏は我々と同世代。樽一社長佐藤慎太郎との出会いはかれこれ20年前に建築家で酒蔵の建築を数々手掛けて吟醸酒をこの世に広めた第一人者、篠田次郎先生が主宰する雀々塾(ちゅんちゅんじゅく)で次世代の若手蔵元の育成会の場で知り合いました。当時のメンバーは七田の七田氏、鳳凰美田の小林氏、蓬莱泉の関谷氏、東力士の島崎氏など現在蔵の最前線で活躍する若手蔵元がおります。年に二度行われる日本吟醸酒協会主催の吟醸メッセでは必ず参加する伊藤洋平氏。この度秋田清酒(株)の代表取締役社長に就任されました。今回の第67回樽一会でも自ら参加し、樽一のお客様たちに新ブランド「晴田」を用意して熱く日本酒談義に華を飾って下さいました。これからも樽一になくてはならぬレギュラー酒として君臨することでしょう。

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