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樽一のお酒 | 店長の冷蔵庫 | 蔵元紹介

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#033 愛知県「長珍」
長珍

長珍酒造の創業は江戸後期、愛知県の津島市にその蔵はあります。津島市は岐阜県と三重県の県境に近い場所で昔は「提灯屋」という屋号でしたが、提灯を作っていると間違いがあるため「末長く珍しい美味しい酒を」ということで命名されました。

恥ずかしながら長珍は今の酒屋に出会うまで全く知らぬ銘柄でした。それもそのはずで都内の酒屋では1件だけの扱いだからです。

それでも特に酒屋さんにお勧めされる銘柄でもなく、お酒の瓶は新聞紙に包まれているし、雑誌にもさほど登場するわけでなく・・・

でも思い切って購入してみました。店で利き酒すると際だった酸味に鮮烈な衝撃が走りました。それは香りだけではなく味わいまでもがまるで高級な白ワインの様。

それからアタクシは長珍の虜になり樽一にはなくてはならぬ銘柄になりました。毎回酒屋に出向くと新聞紙に包まれたお酒は純米吟醸50無濾過生、純米60無濾過生、純米吟醸ひやおろし、純米吟醸5055生生熟成、純米阿波山田錦65無濾過生、純米大吟醸40無濾過生と、次々と違う酒を1年間仕入れ続けました。その中で際だったのが平成18年醸造純米吟醸50無濾過生詰釜湯瓶燗急冷という長い銘柄。

この酒は熟成に最適な兵庫県産の山田錦を生酒の状態で5年以上も長い歳月を掛けた逸品です。

最近は熟成酒への関心が薄くお客様も「紹興酒みたいなのがどうも・・・」というご意見もあり、それを打開できる酒はないかと探していました。

まさにこの酒は新たな熟成を秘めた酒だと確信しました。上立ち香は心地よく口に含むと角がとれた円熟味ある甘味と生酒の新鮮さに長珍特有の酸が味を引き締めます。

吟醸の綺麗さと純米らしい米の旨味が口の中で奏でるハーモニーは見事です。そんな長珍を飲んでいる内に蔵元に合いたくなりました。そしてその日が訪れたのです。

本人に会うと「ウチの酒は80%の完成度です。残りの20%はお料理と合わせて100%のお酒になるよう心がけています。」とおっしゃっていました。

ラベルも新聞紙も1本1本丹念に手作業で奥様が張っている気持ちのこもったお酒。この気持ちを我々は大切にお客様にお伝えしていかねばならないと今宵も長珍を広めていきたいと思います。

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