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#034 福井県「早瀬浦」
早瀬浦

早瀬浦を知ったのは10年位前でしょうか?地酒居酒屋の聖地(?)であるアタクシの地元大塚の人気居酒屋でした。
第一印象はシャープで酸がしっかりした純米酒。お世辞にもセンスあるラベルとはかけ離れた(三宅さんゴメンナサイ!)感じでした。この早瀬浦を醸す酒蔵の場所は福井県若狭湾に面した美浜町。この美浜町は漁師町で、飲み屋や芝居小屋があったほど栄えた場所だったそうです。創業享保3年(1718年)大漁でも酒、不漁でも酒と漁師町ならではの酒豪たちを唸らせる普通酒ばかりを造ってきました。現在12代目蔵元、三宅範彦氏は樽一の応援団でもある、小泉武夫先生の元でしっかりと醸造学を勉強し東京農業大学卒業後1年間は丁稚奉公。地元に戻り新銘柄「早瀬浦」を立ち上げました。
天性のセンスの良さが実を結んだのは酒造り1年目で出展した東京の試飲会でした。そこで日本酒の人気を牽引する酒販店たちから即座に取引の申し込みがありました。樽一としても置きたかった銘柄のひとつでしたので、早瀬浦の取引ある酒屋を奔走する日々が続きました。その時酒屋にあった酒が早瀬浦浦底純米です。当時見た目とはかけ離れ、ボトルの色はブルーボトルで白く淡く滓が舞い、まさに海の底をイメージさせるものでした。若狭の鯛が跳ねる一升瓶のスタイリングは驚きでした。樽一でもラベルだけほしいと言う人もいるほどです。入手ルートが出来てからは春先の浦底、夏の極辛純米を始め、定番の純米酒、山廃純米選抜原酒とありとあらゆる早瀬浦を仕入れるようになりました。
自分でも「何故早瀬浦をここまで必要とするのか?」ふと思いましたが、迷うことなく答えはすぐに出ました。
それは魚に合うからです。刺身でも焼き魚でも揚げ物でも、もちろん珍味だって海の海産物には海の近くで醸した酒が欲しくなるのです。辛口でありながら滑らかできめ細やかな味わいでしっかりした芯があり、コクがあるけど瑞々しく品がある酒はまさに21世紀の漁師酒と言えます。
昨年、東京でのイベントで初めて12代目にお会いすることができました。ゴッツイ方だと思っていましたが、生真面目な腰の低い優しい方でした。イベントの後その足で樽一に来てくださったのですが、残念ながらその日は日曜日のため定休日。その後も東京にいらっしゃった日に再び樽一に来てくださった時間は閉店後の深夜12時とちょいと茶目っ気もある蔵元です。わずか300石の小さな小さな酒蔵は能登杜氏を筆頭にわずか4名で酒造りをしています。
三宅氏はこう言います「飲んだときにこの蔵の風景や周りの環境が浮かぶような、ほっとできるような、なにか田舎に帰りたいと思わせるような、気取らず乾杯にも締めにもいつでも飲んでもらえるような・・・そんな酒造りを目指したい」と。それなら「このラベルも味わいも納得ですね。三宅さん♪」

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