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樽一のお酒 | 店長の冷蔵庫 | 蔵元紹介

毎日の仕入れの中で、店長の目にとまったお酒がほとんど日替わりで登場します!
メニューにはない、お酒もありますので、日本酒ファンは要チェック!

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#038 「焼酎の隠し酒」
焼酎の隠し酒

今回は本格焼酎第二弾としてお送りいたします。現在でも圧倒的に樽一で飲まれる酒はやはり日本酒。でも幾度となく訪れる焼酎ブーム、先代社長は悩みに悩みました。まず70年代に訪れた第一次焼酎ブーム。これは6対4のお湯割りが大流行して、さつま白波やそば焼酎雲海などが人気を呼んだが、当時の樽一にはニーズはなかったようです。そして80年代の第二次焼酎ブームが到来。今度は酎ハイがブレイクし、甲類焼酎の樹氷、トライアングル、純などが流行りました。その頃の時の流れには勝てずに焼酎を置かないわけにもいかなくなり、当時6店舗あった樽一は焼酎を置いてもイメージの崩れない店として新宿店を選びました。あえてメニューには書かずに「焼酎はないの?」と聞かれたお客様のみお出ししていたらしくグループ内の1〜2人位と先代社長の記録には書かれていました。そして皆さまご存知の第三次焼酎ブームがやってきました。このブームは本格焼酎が大ヒットし、2004年にはついに本格焼酎の出荷量が初めて清酒の出荷量を抜くといった現象が起きました。そして幻の焼酎といわれた3M(森伊蔵・村尾・魔王)がオークションなどで破格値を付けて売買されていました。樽一では二階堂や悟空などの焼酎を置いておりましたが、より魅力的なメニュー造りのため改訂し、樽一の看板料理でもある鯨から連想できるよう大海酒造のくじらや前回紹介させていただきました焼酎の革命児西酒造から吉兆宝山、富乃宝山、一粒の麦、個性的で当店の店主の名字でもある佐藤などのごく僅かなメニューでも特徴ある焼酎に切り替えました。これがコンセプトとマッチングして大ヒット、しかし一方で「幻の何とか焼酎ないの?」と言われる声も多く、それに対応するためにメニューの片隅に「焼酎の隠し酒あります!」といったメッセージを記載しました。これはあえて幻の焼酎と言われる酒を置くことにしました。しかし3Mのような焼酎ではなく、ブームの前から知る人ぞ知る希少価値のある酒です。芋焼酎は元祖幻の焼酎と言われた伊佐美。今でこそ泡盛で使用する黒麹を使う芋焼酎が増えましたが、その先駆けはまさに伊佐美なのです。お湯割りで飲むと芋特有の甘味が膨らみ、ロックで飲むと余韻の長い芋の味わい、水割りで飲めば芋の風味とアルコールに伸びがあり、氷が溶けても薄っぺらい味になりません。そして麦焼酎でセレクトしたのは大分の耶馬美人。ブームに関係なく昔からの特約店は全く変わっていません。東京ではわずか3件のみの扱いで麦焼酎といえば長崎の壱岐焼酎が有名です。大分の麦焼酎との違いは麹に米を扱う壱岐は風味が強いのに対し、大分の麦焼酎は麹にも麦を使用します。これにより、壱岐とは違う香ばしさが生まれます。いいちこや二階堂が有名ですが、そのオール麦の元祖が耶馬美人なのです。上品で華やかな麦の香りと余韻が長く伸びのある味わいは国酒本来の自由な温度帯の飲み方(焼酎ならばロック、水割り、お湯割り、前割によるお燗)に適したお酒です。もちろん正規価格での販売です。
「本格焼酎をウーロンや緑茶で割って飲みたい。」とか「レモンなどの柑橘類を搾って飲みたい。」と言うお客様にはより美味しく本来の味わいを楽しんでもらうために風味を損なう飲み方は当店ではお断りをさせていただいております。本格焼酎は本来、その原料(芋や麦、黒糖や米)を味わってもらうものだと考えています。だからこそそのままで飲んで納得していただける酒を用意しなければお酒に対し経験豊富な樽一のお客様の舌を納得させることはできません。今回はそのラインナップに当店のメイン酒、浦霞の焼酎もセレクトしました。これは3.11の東日本大震災で被災した醪を何とか生かしたい思いで再生した希望の結実であります。穏やかな香りと柔らかな味わいはまさに浦霞らしい味わい。今回はこのような隠し酒にチャレンジしていただきたく、この場を借りてご紹介させていただきました。ぜひともご自分のその舌でお確かめ下さい。

#039「浦霞の梅酒」 | バックナンバー一覧 | #037「西酒造」

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