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#041 山口県「貴(たか)」
貴(たか)

今回は久しぶりに日本酒の酒蔵を書こうと思います。山口県は宇部市にある永山酒造です。

思い起こせば、「貴」を始めて口にしたのは紛れもない樽一でした。友人と樽一高田馬場本店で飲んだ後、新宿に流れて樽一のハシゴ。社長がサービスで出してくれた酒が「貴」だったのです。それからアタクシの脳裏に新たに「貴」という銘柄がインプットされました。
「貴」を醸す永山貴博氏は現在37歳。高校を卒業後、カナダに2年間留学しておりました。ワインがひとつの文化として確立した様子を目の当たりにして、同じ醸造酒である日本酒も同じように受け入れられたと思ったそうです。アルコール添加の本醸造、吟醸酒は海外ではリキュール扱い。思いを実現するための第一歩として純米酒のみ醸造することを決意したそうです。帰国後、広島杜氏組合の短期研修を経て、国税庁醸造研究所酒類醸造講習を受講しました。その時の同期が日高見の平井社長、天狗舞の車多専務、喜久酔の青島専務など。それから原料研究室の研修員として主に酒米ついて研究をおこなったそうです。それ以来、杜氏として活躍すると同時に米の自家栽培も手掛けることから「醸造家」を自称しています。
永山さんが醸す「貴」が食中酒を意識したのは先日、我々が訪れた関西一の酒販店、「山中酒の店」を当時永山さんが訪れたときに山中社長が発した「メシがまずくなる」の一言だったそうです。その後、山中社長は他の酒を次から次へと開けて飲み比べて衝撃を受けました。永山氏の酒は香りプンプン、甘味はムンムン。これでは料理に合いません。吟醸香が立たないと上質な酒として認めてもらえないと思い込んでいたのです。永山氏も蔵の中では利き酒はしてきたが、料理と合わせて味わっていなかったのです。それからはあらゆる酒を積極的に飲み、料理と共に楽しんだ。こうしてたどり着いたテーマは「癒しと米味。」
ほっと気持ちを癒してくれる純米造りの酒だったのです。味の設計として意識したのが酸でした。なぜなら西日本の酒蔵らしさを追求するには旨味の文化なのです。その旨味を出すのはやはり純米酒、ただし旨味だけの酒では味がぼやける。酒に輪郭を与えるには酸だと考えたそうです。「どんなシーンで、どのような料理に合わせたら旨いか、映像が浮かぶ酒を目指して造っているんです!」と永山氏は言う。そして東日本大震災の影響で3月に参加する予定だった樽一会。中止になってしまったが、二つ返事で7月の樽一会に参加してくださいました。永山酒造4代目の永山貴博37歳独身、愛称ゴリは見た目はゴツイが純情知的なナイスガイ。
これから西日本の酒を引っ張っていく醸造家である。

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