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#045 大阪府「秋鹿」
秋鹿

秋鹿を初めて口にしたのは三浦屋時代に利き酒師を取得して間もない頃でした。当時華やかな吟醸香を持つ酒が空前のブームの時です。ですから口にしたときのイメージは「なんて穀物っぽい味わいなんだ!」というのが第一印象でした。
しかし三浦屋でも様々な酒屋と取引がありましたが、仕入れに行っても秋鹿を見かけることはありませんでした。
そして再び秋鹿に出会ったのは樽一に来て初めての樽一会(平成20年7月7日第58回)の時でした。
社長に「何か呼びたい蔵元ある?」と聞かれて真っ先に「秋鹿」と答えたのです。残念ながら蔵元の参加は叶いませんでしたが、取引ある酒屋は何処も取り扱っていないため、蔵から直送で送って頂きました。そのボトルは「へのへのもへじ」が書かれていました。調理場にいた自分はお客様の反応が知りたくて、自ら作った料理を自分でお客様の元へ届けてこのお酒の評価を聞きに行きました。なんせ20年も続く伝統ある樽一会に初めてお酒を選んだのですから・・・
さぁ〜お客様の評価は?というとアタクシの期待とは裏腹なお答えが多かったのです。
当時はそこまで考えていませんでしたが、関東人の嗜好と関西人の嗜好とではまるで酒質が違うことに気がつかなかったのです。
ただなんとなく「秋鹿は今の樽一にはない味わいだ!」とだけの思いで選んでいたのでした。
それから秋鹿は遠い存在の酒になり、4年の歳月が流れました。そして視察の勉強に1人ふらりと人気の居酒屋に入りました。その居酒屋は日本酒のラインナップは少ないものの、こだわりある店主自慢の日本酒がカウンターに並べられていました。そのひとつにあの「へのへのもへじ」があるではありませんか!思わず店主に「秋鹿をぬる燗でお願いします。」と頼み、盃に注いだその酒を飲んでみると口の中にふわっと広がる米の旨味、キレのある酸味、そこにアテの自家製ベーコンや炙った干物を口にすると肴と酒のマリアージュを楽しむ事が出来たのです。すぐに決めました!この酒を入手しようと。しかし、これだけ取引の酒屋が増えた樽一でも秋鹿の取扱店はありません。どうしても自分の目で酒とその酒屋の店主を見ないと気が済まない自分の性分は直りません。ならばと社長に「エレベーター工事で休業の間、大阪へ行きましょう!」と言いました。社長は二つ返事で答えてくれて、秋鹿を初めて取り扱った関西一の大阪の酒屋に向かいました。さすが大阪です。酒のラインナップも関東の酒屋とは違い、とても新鮮に感じました。とても関東では取り扱えないような酒も入手出来るようになったのです。もちろん、あの「へのへのもへじ」の火入れはもちろん、斗瓶囲い、無濾過生原酒、熟成酒などなど様々な秋鹿のラインナップが入るようになりました。でも、アタクシの思いも強いのか、ついつい「へのへのもへじ」のラベルを注文しちゃいます。
今思えば第58回樽一会には参加出来ない理由が分かりました。遠方なのはもちろん、「へのへのもへじ」のラベルに記載されている「一貫造り」とは米作りから行っています。酒造りとは無縁な夏だからといって秋鹿の奥常務は米作りのために樽一会に参加出来なかったのです。それでも、秋鹿の看板商品で稀少な「へのへのもへじ」のラベルの酒を送って下さったのでした。
今の樽一はこのような関西の酒もラインナップに加わることによってより幅の広い酒質でお客様の期待に応えられる様になったのでした。

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